製作に役立つテクニック

組み立てる人

プラモデルを製作する場合、ランナーからパーツを切り離す必要があります。

その際に役立つテクニックが、2度切りです。

名前の通り2回に分けて切るテクニックで、切り離した部分がきれいになりやすいです。基本的には、まずパーツから離れた部分で切り、ランナーからパーツを取り外してしまいます。そして、パーツの角度を自由に変えられるようになった状態で、より切りやすい角度でカットをします。そうすれば、無理な力が入りにくく、きれいな仕上がりになりやすいです。

パーツを切る際には、切った部分が白くなってしまう白化現象が起こりやすいですが、2度切りをすればそのリスクも減らせます。

エアスプレー

パーティングライン消しと合わせ目消しも、プラモデル製作の基本と言えるテクニックです。プラモデルは、金型を合わせて作られているという性質上、合わせた部分の線がうっすら残ってしまいます。それがパーティングラインで、プラモデルの見栄えが悪くなってしまいます。特に古いプラモデルは、パーティングラインが目立ち安いです。それをカッターナイフやヤスリで消せば、見た目を良くすることが可能です。

合わせ目消しは、プラモデルのパーツとパーツを合わせた部分に出る隙間を、完全に消してしまうテクニックです。パーツを合わせる前に、隙間になる部分に溶剤系の接着剤を塗っておきます。そうすると、合わせた際にパーツ同士が溶けて混ざり合います。その後、ヤスリできれいに整えれば、隙間のない仕上がりができるでしょう。

合わせ目消しは、一度してしまうと分解はできなくなりますが、見栄えを良くするために使われることが多いです。

プラモデルを作る男の子2人
車の模型

合わせ目消しをした後でも分解するためのテクニックには、後ハメ加工というものがあります。プラモデルは本来、内側のピンと穴を噛み合わせて固定する形です。そうではなく、別の固定方法を自分で作ってしまいます。パーツを大幅にカットしたり削ったりしなければいけないので、上級者テクニックと言えますが、合わせ目消しをした後でも改造や塗装をしやすいです。